ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

一日1㍑ビユーティーウォ―タ―ののむことで、そんな疾患が予防できするか?

確実に予防できるのは、脱水です。
人間は、身体の中の水分が足りなくなると喉が渇くとされていますよね。
でもこの喉の渇きですが、年を取ったり、ストレスがあったり、
急激に天候が変化したりすると結構あてにならなくなるんです。
つまり人間の脳は、加齢・ストレス・急激な天候変化などがあると、
うまく機能しなくなるのです。
つまり脱水があっても喉があまり渇かなくなっている人や時間、状態があるわけです。
ですから最低1㍑、可能な限り良い水を飲む習慣をつけるのが、
予期せぬ脱水にならないために非常に重要です。
 さて脱水は、どこに悪いのでしょうか?
もちろん重症な脱水状態になると、人間は死にます。
しかし死なない程度の軽度の慢性な脱水状態が続くと、
血液はドロドロしてきます。
ドロドロした血液を全身に巡らせるためには、
血圧を上げる必要があるので、高血圧になってきます。
さらに血液内にとけている脂質や尿酸の割合は上がってくるので、
脂質異常症高尿酸血症にもなってきます。
そうすると細い血管の動脈硬化が進行してきます。
その結果一番ダメージを受けるのが腎臓と脳です。
腎臓の場合は、機能が完全になくなると人工透析になります。
普段は無言で機能している腎臓ですが、
遺伝や加齢、腎疾患等で、腎機能の低下が始まっている人においては、
脱水が腎機能低下を助長してしまいます。
同様に脳機能の低下は、認知症と呼ばれますが、
高血圧・糖尿病・脂質異常症等などによる動脈硬化の進行は、認知症を助長してしまいます。
1日1リットル、可能なかぎり良い水を飲む習慣をつけることは、
元気で長生きする近道です。