ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

夜間頻尿を減らす睡眠の工夫

夜間頻尿で悩む人も多いですが、
寝ている間の排尿回数は、0〰1回が正常です。
しかし2回以上起きても、不眠で困っていなければ正常です。
人間の睡眠は、ノンレム睡眠という深い睡眠と、レム睡眠という浅い睡眠を、2〰3周期繰り返します。
年をとってくると2周期で充分になってきます。
このうち特に寝入りの最初の2〰3時間の睡眠は重要で、
ここでぐっすり眠れれば、脳は充分に休息できます。
後の3〰4時間はウトウトしながら身体を休めていれば良いのです。
最初の2〰3時間しっかり眠れていれば、ウトウトしている時間帯は、
トイレに1〰2時間ごとに起きても熟眠感不足になることは少ないでしょう。
身体があまり疲れていない時は5時間睡眠で、
足りない分は、昼寝に回してもオーケーです。
ですからあまりに早く寝ている人は、1〰2時間くらい寝る時間を遅らせるのも、熟眠できる一つの方法です。
しかし深夜12時くらいからは、成長ホルモン分泌のピーク時間に入りますので、
健康を維持するために深夜12時までには寝るようにしましょう。
重要なのでは、寝入りバナの工夫です。
寝る2〰3時間前からなるべく、深い睡眠を妨げるカフェイン含有飲料やアルコール飲料は控えましょう。
少量の白湯を飲みましょう。
ビユーティーウォーターの白湯はとても美味しいですよ。
また1時間前くらいからは、スマホやインターネットなどの画面を集中して見つめることは避けましょう。
そして寝るぞと決心したら、なるべく室内は暗くしましょう。
音もなるべくしない静かな環境にこだわってください。
目をつぶり、しばらく腹式呼吸をしています。これで眠れることが多いのです。
それでも眠れない場合は、運動不足の可能性があります。
思い切って早く起きて朝日を浴びて、40分くらい散歩しましょう。
週3回くらい朝日を浴びての30〰40分の散歩をする習慣がつくと、
薬に頼らなくても、不眠症を改善することができます。