ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

6) 日本の水道水は、手術の時に手を洗えるほど清潔でだし、地域によってはミネラルも豊富である。(2)

ヨーロッパでは、その湧き水を利用した消毒作業を一切していないミネラルウヲータ―がありますが、
日本で水が提供される場合は、公共であれ、産業であれ、法律的になんらかの消毒が行われる必要があります。
日本で行われている水の殺菌方法は、塩素・ろ過・加熱・紫外線・オゾンなどです。
東京都水道局のホームページの、水源・水質の項でミネラルウォーター類のところをみると、(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/topic/12.html
ミネラルウォーターよりも日本の水道水のほうが、ずっと基準が厳しいことが一目瞭然でわかります。
日本の水道水ってすごいんですね。
問題は、そのすごい水道水の基準をもってしても解決の難しい、日本全体の水系の水質の悪化です。
その水質の悪化を防ぐために、東京都水道局のホームページの水質に関するとトピックスのところをみると、
塩素処置だけではなく、オゾン処理に生物活性炭処理を組み合わせた高度浄水処理で、
嫌なにおいの元となる有機物やかび臭物質、
アンモニア態窒素(塩素と反応することでカルキ臭の原因となる物質)の除去をしているとのことです。
さらに水道水の残留塩素は時間の経過とともに減少するため、
浄水場から遠く離れた地域でも必要最低限の残留塩素を保持できるよう、
浄水場で適切な濃度の塩素を注入しているとのこと。
そのため、浄水場付近では残留塩素濃度が高くなってしまう場合もあるため、
水道水を各地域へ送る拠点である給水所に、
塩素を追加注入できる設備を整備することで浄水場での塩素注入量を低減し、
浄水場からの距離にかかわらず、残留塩素濃度がなるべく低く保たれた水道水を提供いるとのことです。(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/topic/
そんなに頑張っている日本の水道局が供給する水道水を利用し、
さらに残っている塩素やトリハロメタン、硝酸態窒素等の人体に有害とされる有機物を、
ミネラル凝縮液の一部と反応させてコロイド化し、セラミックフィルターでろ過してして使用するのが、
ビユーティーウォ―タシステムです。
ビユーティーウォーター®は、この工程を経て、有機物のコロイド化に一部のミネラル成分は使われますが、
残ったミネラル成分により清潔で高品質のミネラルウォーターになっているわけです。
ところで水道水に含まれるミネラルは、全国各地で異なります。
例えば沖縄の水の硬度と長野の水の硬度は違うんです。
前述の東京都水道局のホームページでは、東京都水道局で測定している蛇口での硬度の平均値は60mg/L程度です。
(これは結構な硬度です。)
令和元年度の硬度の試験結果から、最高値は調布市(給水栓No.78)で、最低値は奥多摩町(給水栓No.130)となっています。