ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ (18)~最近読んだすごい2人の先輩の話~

みなさま、ご無沙汰しています。
第1回骨盤底祭りは、
凄い熱気の中、終了しました。
来場してくださった方
お手伝いしてくださった方
協賛していただいた企業の方々
本当にありがとうございました。

来年は、
2020年12月12日(土)に第2回骨盤底祭りを開催します。
よろしくお願いします。

さて
最近おもしろいと思って読んでいる本が
藤森かよこ著
”馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに
愛をこめて書いたので読んでください。”
です。
この本は、
相対的に馬鹿ブス貧乏な高齢女性が、
相対的に馬鹿ブス貧乏な、自分より若い全ての女性に書いた
生き方指南書です。

面白いので、
さらに詳しくネタにしとうと思っています。
お楽しみに!

さてこの文中で、
藤森かよこさんのたぶんメンター的
米国女性作家アイン・ランドの中年期のすごい恋愛の記載があります。
ランドは、ハンサムな恩のある夫がいるにもかかわらず、
50歳くらいの時に、25歳下の弟子と恋愛関係になりました。
別にここまでは、たいしたことはないと思います。

ここからがすごい
ランドは、自宅で弟子とデートするために
2週間に1度土曜日の数時間、夫に外出するように求めたそうです。
この恋愛は、
ランドが50歳くらいから60歳くらいまでの約10年間続き、
ランドが、この恋愛に関して書き残すことはなく、
ランドの死後、弟子とその妻が、その顛末を公表し、
アメリカで映画化までされたそうです。

さらにさらに
60歳くらいになって
ランドは弟子に振られるんですが、
その時に
”私を尊敬し愛しているならば、私が車椅子の老女になっても、
私に性的欲望を感じるはずだ。
お前の性器は、これから腐って使い物にならなくなる!”
と10年付き合った彼に罵声を浴びせかけたのだそうです。

すごいでしょ?

ランドのフリーテストステロンは、
60歳になっても、3~6pg/mlくらいあったのでしょうか?
(ちなみに中年期男性のフリーテストステロン正常値は15pg/ml前後、
中年期女性の正常値は1〰2pg/ml)

藤森氏は、
ランドの夫や弟子の妻の悲しみを思いやれない
ランドには、否定的で、偽善や綺麗ごとを嫌い、
その辛辣さによって読者を驚かせ喜ばせたランドが、
自分の性的欲望については、真摯で正直な辛辣さを
発揮できなかったと評して終わっています。

しかし60歳の時に
30歳の男子に、性的罵声を投げつけられる人物だからこそ
小説において真摯で正直な辛辣さを発揮できたとも言えます。

さらにもう一人すごい人見つけました。
「そろそろ本気の恋がしたい」と
大モテの83歳女性がティンダーを卒業し恋人探し」
ニューズウィーク 12月2日)
www.newsweekjapan.jp
こちらも
83歳にして
60歳代男子に振られてもめげないタフさがすごい。

個人的には、アメリカ人のことは、
そんなに好きではありませんが、
こういうところは、アメリカ人はすごいですよね。
日本の高齢女性のセックスの関するレポートによれば、
日本の高齢女性はやっと自分が気がのらない時は、
夫のセックスの強要を拒否できるようになったレベル。
日本女子も頑張りどころです!