ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

ドクター関口の下ネタトリビア(4) 加藤久美子先生が中学時代に萌えた”金瓶梅”とは?

さて今回は、
泌尿器科医の飲み会の話から始まります。
全ての泌尿器科医の飲み会がいつでもそうだとは言いませんが、
泌尿器科の飲み会の中には、
自分が知っている下ネタ話を披露して喜ぶという会が時々あるんです。

10年以上前の、このような飲み会の時
女性泌尿器科のパイオニア
名古屋赤十字病院加藤久美子先生が、中校生の時に
父親の書棚にあった”金瓶梅”という中国明代の発禁の書を読んで萌えた
という話題がありました。

この本、まあざっくりいうと
西門慶という好色な男とその周囲の女性達の話なんですが、
その性描写や、倫理意識のなさにかなり長く発売禁止になっていた長編小説です。
この西門慶は、
好色の限りを尽くしたあと陰茎持続勃起症になり腹上死するとのこと。
中学生の加藤先生は、セックスをしすぎると持続陰茎勃起症になり死ぬのか
と思ったそうですが、
研修医になり陰茎持続勃起症の原因として白血病があるということを知り、
西門慶白血病で死んだのだろうと納得したとのこと。

この間、記憶の裏をとるために加藤先生にお会いして確認し、
さらに今回のブログ登場の同意をいただいたんですが、
その後本の題名は、
中国古典文学大系(33)金瓶梅だと、連絡をくれました。

でもこの小説かなり長いので、
読もうかどうしようか悩んでいたら、マンガありました。
竹崎真美作 まんがグリム童話 金瓶梅です。

2002年から連載が始まって、
現在36巻の人気のレディースコミックとのこと。
しかしまだ西門慶は、持続勃起症にならず元気に生存中。
レディースコミックにも、
少年漫画や青年漫画のように長期連載になるものがあるんだと知り
すこしうれしく思い、読み始めていますが、
そう簡単に全巻制覇は難しい。

現在5巻読書中レディースコミックですから
性描写はいっぱいあるんですが、
このマンガが長期に人気を博している理由は、
西門慶の第五夫人 金蓮の強烈なキャラクターでしょう。
西門慶をずっと愛して続けているのですが、
他の”時代”や”境遇”に同調的なたおやかな女性達と違い常に本音勝負。
自分の利益が、もっとも大切だということを全面自己肯定。
自分でも、気に入らない他人にはいじわるしますが、
自分がいじわるされた場合は、徹底的に仕返しします。

このある意味一本筋が通っている
タフな女性の生き方にあこがれる女性ファンは多いはず。

レディースコミックにネタがふれてきたので、
次回はレディースコミックの歴史を調べてみたいと思います。
お楽しみに!!
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