関口由紀のブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

失敗しないと言う医者の、失敗した患者は、別の医者のところに行っている。

本日は、またドクターXの放映日ですね。

本日朝から尿失禁の手術をしていたんですが、
患者さんの膣の粘膜は、若いのに薄くて、
恥骨の角度もテープを入れにくい角度で、
しかも失禁量が多い。

明らかに、治療成績の悪い(失敗となりやすい)患者さんなんです。

私は、1日尿失禁量の多い(だいたい100g以上)患者さんには
術前に、1回の手術では症状が完全には改善せず、
2回手術を行う可能性が、軽症尿失禁の人より多いと説明(ある意味言い訳)しておきます。

自分は、完璧な手術をして、
失敗は(ほとんど)ないといい切る医師が現実にもいるんですよ。
自分のことを、自分で
”神の手”と言ってしまう医師です。

でもそういう医師の手術で失敗した患者は、
その医師に、調子が悪いことを言いにくい
またはその医師が、調子が悪いといくら言っても無視するので、
大概他の医師のところを受診します。
業界内では、誰がそういう医師がみんな知っているんですが、
誰もいいません。

ドクターXはドラマとしてはとても面白いですが、
自分が手術を受ける時は、
失敗しないと言う医者に手術を頼むのは
チョット危険です。