ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

戸田先生推薦、線維筋痛症治療薬 10桀

昨日は、大阪で
線維筋痛症学会に行ってきました。

戸田克広先生は学会の時、とても目立つ
”変人”風の先生です。

学会の偉い先生ではなく、大学の先生でもないのですが、
線維筋痛症の論文は、全て読んでいると自負していて、
その治療薬は、厳密に評価して使用していると豪語している先生です。

さて戸田先生のお許しをいただき彼の治療薬10桀を公表しますと

 1位 ノイロトロピン
 2位 トリプタノール
 3位 メジコン
 4位 ノリトレン
 5位 メチコバール+フォリアミン併用
 6位 エパデール
 7位 プロテカジン
 8位 トレドミン
 9位 ガパペン
10位 サインバルタ
11位 リリカ
12位 イフェクサー

だとのこと
これは、効果だけではなく、
副作用・コスト等も考えた順位だそうです。
慢性疼痛を生業としてる医師としては、味わい深い順位なんです。
彼は、新しい薬より
古い薬の安全性や安定性・コストパフォーマンスの良さを重視しています。

1位 ノイロトロピン
3位 メジコン
5位 メチコバール+フォリアミン併用
6位 エパデール
7位 プロテカジン
など上位の薬は、副作用が少なく使いやすい薬です。

私は、
効果をねらって、ついつい副作用率が高い薬も積極的に使ってしまうんですが、
こういうマイルドな薬でじっくり直す方法もあるんですよね。

学会ばかり行って
働かない理事長と思われているだろう私ですが、
学会って、玉石混合の情報のカオスなんです。

そこで玉を見つけるにはある程度の経験が必要なんです。

と言い訳して、終わります。