ブランカとノアは、
16歳と11歳の姉弟で、ユダヤ系ドイツ人。
ナチスの迫害を逃れるために、両親と別れて、
おばをたよってイギリスに移住している。
ブランカは、ドイツ人であることや幼い弟を育てるために
かなりストレスフルな生活を送っていて暗い。
ここに現れるのエドガーとアラン。
ちなみにエドガーとアランは、
主にイギリスとドイツで生活をしていて、ドイツの学校に行っていたこともある。
2人がドイツ語のレコードで、
シューベルト”春の夢”を聴いていると、
ドイツ語に反応して弟のノアが、2人の家にやってくる。
ノアをさがしてブランカもやってきて、4人は知り合いになる。
ブランカは、やさしい態度のエドガーに、すこしずつ心を許し、明るくなっていく。
一方アランは、エネルギー(気)不足で体調不良。
その治療のために、友人のバンパイヤ、フォルカを呼び寄せる。
フォルカはスラブ系の別系統の吸血鬼で、
女装した成人男性だが、テレポーテーションの能力もある。
フォルカの力で、アランは元気を取り戻す。
ところでおばさんの夫 オットマー氏は、奇病になっている。
オットマー家の男性は、50歳を前に極度の睡眠障害になり死んでしまうのだ。
しかし妻や母などが望めば、再び吸血鬼としてよみがえることができるという家系なのだ。
(続く)