ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

骨盤底祭り2020 最後の準備中ですが、最初に戻って骨盤底の説明します。

こんばんは
明日の骨盤底まつり2020に向けて最後の準備中です。

さてここで
最初に戻って骨盤底とはの説明です。
骨盤底は、恥骨と尾骨の間にある菱形のプレート臓器です。
筋肉群、筋膜、靭帯、皮下組織等でできています。

主な機能は、
骨盤内臓器の支持と排泄です。

骨盤底は、
生まれつき柔らかく弱い人もいますが、主に出産で傷みます。
さらに40歳で全身の筋肉量が低下し、
50歳でGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)
が起こるとさらに脆弱になります。

GSMは、女性ホルモンの低下によっておこる外陰や腟の萎縮性変化で、
その結果
陰部のかゆみや痛み、頻尿、尿モレ、再発性膀胱炎、性交痛などが起こります。
50歳代で起こりやすい骨盤底障害は、咳やくしゃみで起こる腹圧性尿失禁
60歳代で起こりやすい骨盤底障害は、突然強い尿意が起こる過活動膀胱
70歳以降で起こりやすい骨盤底障害は、骨盤臓器脱です。

GSMは、これら全ての悪化要因になりますが、
陰部の痒みや痛みは、50歳以上の女性はいくつになっても
起こる可能性があります。

性交痛は、日本女性の場合は、
65歳以上でセックスを継続している人は現在は、30%されています。
ちなみにイタリア人は、80%くらいです。
なぜこれだけ違うかは、文化や人種差も言われていますが、
適切なデリケートゾーンケアが行われないための
性交痛の出現も原因の一つとされています。

骨盤底祭りは、1年1回行われるイベントで
骨盤底ケアの大切さに関して最新の情報を発信することを目的としています。
みなさん
チケット買って最新の骨盤底ワールドを体験してみてください。
ZOOMでの御来場お待ちしています。
kotsubanteimatsuri.cnet.gr.jp