COVID-19騒ぎの最中ですが、
オンライン再診5割の当院では、とても時間があるため
マーケティング部と協議してYOU TUBE はじめることになりました。
テーマは
「古くて新しい過活動膀胱」
今回は、YOU TUBEとシンクロした内容にします。
過活動膀胱は、
急に強い尿意が起こりトイレまで間に合わないで
尿モレしてしまうこともある病気です。
現在外出できない日本女性ですが、
きっとこの過活動膀胱の症状が悪化している人が多いはずです。
理由は、
お茶やコーヒーの飲みすぎです。
過活動膀胱症状のコントロールのポイントの第一は、
①適量で適切な水を飲む。です。
室内にいる場合の1日の飲水量は、1ℓ~1.5ℓがベストです。
(小さいコップで、5〰7杯)
内容は、
コーヒー、紅茶、ウーロン茶、コーラなどのカフェイン含有飲料や
アルコール、炭酸飲料、柑橘系飲料は飲みすぎないように注意が必要です。
さらに
骨盤底筋群と下半身の筋力の衰えも過活動膀胱の症状を悪化させます。
最低1日2回骨盤底トレーニングとスクワットトレーニングしましょう。
そしてそれでもいまいち症状がおさまらない場合は、
(当院は今のところCOVID-19騒ぎの期間中にかぎりではありますが、)
オンライン診療で、過活動膀胱治療薬の処方も可能です。
ちなみに当院はネット予約もしています。
さらにさらに
COVID-19騒ぎで注目度はイマイチなんですが、
この4月から重症過活動膀胱に対する
ボトックス膀胱壁注射治療が健康保険の適応になりました。
つまりですね。
飲み物も気をつけて、
運動もして
内服薬も飲んでいるのによくならない
過活動膀胱の患者さまの場合、
気軽な外来通院で
さらに膀胱注射治療ができるようになったということです。
ただしこのボトックスですが、
しわとりボトックス注射をしたことがある方には、
実感していただけると思いますが、効果は6か月くらいなんです。
膀胱の場合は、
6か月くらいしたら内服薬を少量から再開。
しばらくは内服薬が効くと予想されますので、
1年に1回くらいの繰り返し治療が必要です。
しかしそれでも
いままで内服薬をしっかり飲んでも尿モレがよくならなかった患者さんには、福音です。
当院でも4月2日から行っています。