こんにちは!
昨日と本日は、
ベルギー ハッセルトのホテルにかんずめで、
学会に出てます。
今回は、中村先生がご家庭の事情で欠席なので、
中村先生の演題も代わりに発表します。
合計4回も発表するので、結構忙しいです。
今回の学会でも、日本の学会でも、話題になるのは、
骨盤臓器脱の手術は、
上から腹腔鏡でしたほうがいいか?
下から経膣的にしたほうがいいか?
という話題です。
結局は、
65~70歳以下で
長時間の全身麻酔に耐えられ、
性生活が維持されている人は、
腹腔鏡手術
65~70歳以上で、
長時間の全身麻酔に耐えられそうではなく、
性生活がない人は、
経膣的手術
ということになりそうですね。
あとは、手術する医師が、
どちらの手術法が慣れているかも手術法の決定に大きく影響します。
LUNAで行われているTFS手術は、経膣的手術に分類されます。
経膣的手術の中で、もっとも使用されるメッシュが少ない手術の
一つです。
(腹腔鏡の手術でも、現在はほとんどメッシュが使用されます。)
あとは、全身麻酔をしないで
静脈麻酔併用の局所麻酔で行います。
入院せず、日帰り手術です。
当院のTFSによる骨盤臓器脱手術は、
〇全身麻酔のかけられない高齢の方
〇入院したくない方
〇他の病院では、まだ手術は必要はないと
言われているけれど、自分ではとても気になる方
などがいい適応です。
困っている方は、一度相談に来てください。