こんにちは!
ついに女性医療クリニックLUNA関連のLUNA プライドショップが、
ニューリアルオープンしました。
そしてGSMケアに特化したLUNAエイジングケアセットも、
ショップ経由で購入してくださる方が増えてきました。
ありがとうございます。
このLUNAエイジングケアセットは、
私、関口由紀が、女性医療クリニックLUNA ネクストステージで、
実際に患者さまにお勧めしているGSMに特化したケア化粧品です。
今回は患者さまに使用していただきながら工夫してきた、
より細かなLUNAエイジングケアセットの使用法に関して、説明したいと思います。
このブログを読んでくださるのが初めての方もいると思いますので、
まずはGSMとLUNAエイジングケアセットの説明をします。
GSMはgenitourinary syndrome of menopauseの略称で、
日本語訳は、閉経関連泌尿生殖器症候群です。
閉経による性ホルモン分泌低下によって生じる尿路生殖器の萎縮等の形態変化
およびそれに伴う不快な身体症状や機能障害の総称で、
GSMは慢性かつ進行性の疾患で、中年以降の女性の約半数が罹患していると報告されています。
症状は、外陰部乾燥感・灼熱感、排尿困難感・頻尿や尿意切迫感・反復性尿路感染症、性交痛などです。
予防には、日々の外陰・腟の保湿ケアやセックスの際の潤滑剤の使用習慣等が重要で、
ケアで症状が改善しない場合は、クリニックで女性ホルモンや男性ホルモンの全身や局所投与、
さらにはフラクショナル炭酸ガスレーザー照射などをおすすめすることがあります。
女性医療クリニックLUNAグループでは、
クリニックでおすすめする、GSMケアとしてLUNAエイジングケアセットを扱ってします。
セットは、2つの化粧品で構成されています。
LUNAプライドスキンプレミアム®は、
更年期障害の治療としてクリニックで使用される
ホルモン補充以外のサプリメントや抗酸化物質である、
ウマプラセンタ・イソフラボン・アスタキサンチン・ビタミンC・ヒアルロン酸、
生薬・アロマオイルを配合した美容液です。
ホルモードモアプラス®は、
保湿性の高いオリープオイルに2%のエストラジオール(女性ホルモン)を配合した美容オイルです。
使用法は、入浴後にこの2つの製品を、
1滴ずつ掌にとって混ぜてから外陰部全体に塗ります。
40歳~65歳は、1日1回。
65歳以上は、2日に1回を推奨しています。
さてこの標準的な使用法で、約80%の方に満足していただけますが、
約20%の方は使用にもう少し工夫が必要です。
LUNAエイジングケアセットを、用法どおり使用すると
かえってヒリヒリ感やかゆみが増す方の症状の原因は、
以下の3つの場合が多く、対応法も変わります。
①GSMの症状が進行し皮膚が薄くなっているため、
LUNAエイジングケアセットの濃度が濃すぎて皮膚に刺激感がでてしまう。
⇒この場合は、市販のヘパリン類似物質クリームで薄めて使用していただくと効果的です。
(”ヒルドイド”で検索すると市販品がたくさんでてきます)
②わずかなエストラジオールに反応して、カンジタ菌が増殖してしまう。
⇒この場合は、使用回数を減らすとともに痒みが強い場合は、
市販のカンジタ治療クリームを、適宜使用します。
(”カンジタ 市販”と検索するとクリームが検索できます)
③GSM以外の接触性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、
扁平苔癬などの皮膚科の病気がある場合があります。
⇒ステロイド軟こうで症状が軽快します。
(”ステロイド軟こう 市販”で検索します。)
しかし症状が1か月以上続く場合は、皮膚科や女性泌尿器・婦人科への受診が必要です。
また明らかに湿疹がある場合はGSMではありませんので、
これも、皮膚科や女性泌尿器・婦人科への受診が必要です。
症状が重症の場合も、速やかに皮膚科や女性泌尿器・婦人科へ受診したほうがいいでしょう。
さらにこの①~③の全ての患者さんは、皮膚が過敏性が上がっていて、
弱くなっていますので、パットの使用や化繊の下着の使用で症状が悪化する可能性があります。
パットは外出時だけに制限する。
下着は、木綿製品にするなどの工夫も必要です。
以上の対応でも症状がコントロールできなかったら気軽にクリニックに相談しに来てください。
お待ちしてます。