現在ISSWSH2019に参加しています。
(The International Society of Study of Women’s Sexual Health:国際女性性機能学会)
この学会は、毎年1回。
女性の性機能に関して、専門家が議論する学会なんですが、
高齢カップルのセックスのニューパラダイムというシンポジウムの
イタリアのNappi先生の講演がおもしろかったので話題にします。
最初にスライドでいきなり出たのが、
“COUPLEPAUSE”(カップル終了)です。
婦人科医のNappi先生のMENOPAUSE(閉経)からとった造語と考えられます。
“COUPLEPAUSE”の原因の、
1位は、男性はED(勃起不全)で、女性は性交痛なんですが、
この女性の性交痛の原因が、
HSDDと
(Hypoactive Sexual Desire Disorder:性的意欲障害)
GSMなんです。
(Genitourinary Syndrome of Menopause:閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経後のHSDDに効果があるのはテストステロン(男性ホルモン)で、
GSMに効果があるのはエストロジェン(女性ホルモン)の局所投与です。
性ホルモンの補充をHRTといいます。
(Hormone Replacement Therapy:ホルモン補充療法)
HRTを適切に行えば、
女性は高齢になってもセックスができますが、
さらにもう一つ必要なのが、継続的にセックスを行う相手なわけです。
ここでまたまたNappi先生が作った造語が出現。
これがもう一つのHRTです。
(HUSBAND REPLASEMENT THRAPHY:夫補充療法)
補充法は、
もともとの夫を再生させてもよし、新しい夫を補充してもよし、
女性の自由です。(笑)
イタリア人いいな〰
写真は、LUNAにもある、かわいい陰部のぬいぐるみ
VULVA PUPPETの作者との記念撮影。
さらに新しいぬいぐるみ購入しました。
これで横浜も心斎橋も、全診療室ぬいぐるみ完備になります。
お楽しみに!!