関口由紀のブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

腟カンジタになりやすい人は、漢方薬飲んだほうがいいと思います。

さて人間には、感染症にかかりやすい人と感染症にかかりにく人がいます。
免疫力が弱い人と強い人がいるんです。

風邪も、かかりやすい人と、かかりにくい人がいるように
婦人科疾患である腟カンジタ症もかかりやすい人とかかりにくい人がいます。

性器カンジダ症、常在菌のカンジダ真菌が、性器に感染し炎症を生じた疾患です。
感染していても、免疫力が強ければ、炎症を生じないので、症状は出ません。
症状は、著しい外陰の掻痒感とカッテージチーズ様と言われるオリモノの増加です。

この腟や陰部のカンジタに対する治療薬は、
一度カンジタにより腟・外陰炎を経験し、クリニックで治療経験のある人は、
2回目からは医師の処方箋なしでも薬局で購入することができます。

しかしクリニックで投与している薬のほうが強力なので、
2度目、3度目でも、クリニックに受診して腟洗浄をして
強力な腟剤を入れてもらったほうが早く治ることも多いのです。

(ちなみにたびかさなるかなり政治がからむ法律の改正で、
昔は薬局で購入できた抗菌薬は現在処方箋がないと購入できません。
一方鎮痛薬、抗アレルギー薬、カンジタ治療薬は薬局で買えるようになっています。)

常在菌カンジタは、
過労やストレスで体力が落ち、免疫力が低下すると異常増殖します。
また女性ホルモンのアップダウンも発症に関与していて、
妊娠・ビル服用・ホルモン補充療法開始などで発生することがあります。

また抗菌薬の内服などで、腟内の常在菌バランスが崩れて発症することもあります。
さらに糖尿病などの免疫力が低下する病気でも起こります。

さて風邪をひきやすい人
腟カンジタ症になりやすい人等、
感染症になりやすい人は、
言うなれば比較的体力が弱い人ということになります。

比較的体力が弱い人というのは、
体のいろいろな部分にある粘膜面における
細菌やウィルス、異物に対する戦いに、自分の免疫細胞が負けやすいということです。
こういう体質を漢方的は、虚証というんです。
反対の体力のある人を実証といいます。

虚証の人は、実証の人よりすぐ体調が悪くなるのですが、
その体調の悪さに、まめに対応すれば、
大病にならず過ごせるというメリットがあります。

元気な時はなにをしてもいいのですが、
体調が悪い時は、安静・保温・規則的な生活が必要になります。

虚証の人の元気な時間を長くすることに効果があるのが、漢方薬です。

感染症一般にかかりやすい人は補中益気湯
ホルモンバランスが悪い人は加味逍遙散
カンジタの症状が長引く人には竜胆しゃ肝湯
など、漢方はバリエーション豊富です。

女性医療クリニックLUNA 横浜元町の
婦人科医師も、漢方薬の経験が豊富です。
困っている人はぜひ相談にきてください。
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