関口由紀のブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

現在ルーマニアのブカレストで、尿失禁と骨盤臓器脱の学会に出席しています。

本日は、ルーマニアブカレストに来ています。
でも1か月前までは、ブタペスト(ちなみにハンガリーの首都です。)
に行くと思ってエアーチケットもブタペストで購入してました。
同行している湘南鎌倉病院の婦人科部長井上先生に
指摘されて、この大きな間違いに気がつき、
チケット変更できました。ヤレヤレ
来る直前まで、どこの国に行くのか
認識されていなかったルーマニアですが、
ルーマミアの有名人を3人あげると
ドラキュラ
コマネチ
チヤウセスク元大統領(死刑になった)
とのこと。
数少ない定住日本人のガイドの人がいうには、
(すばらしいガイドさんですよ。ルーマニアトータルサービスの
大島政則さんです。入国4時間前の突然の電話にも
親切に対応してくれて、空港まで迎えにきてくれて、
時間をぬってドラキュラ城に連れていってくれました。)

ルーマニアは、東欧内で、唯一ラテン系の国だとのこと。
そして
チヤウセスク大統領の後半の悪政が
とても国民の心の傷になっていて、
貯金とか投資とかをまったくしない国民だそうです。
なぜなら金があっても、物がなけらば
生きていけないから。
とにかく金より物で持つという国民性で、
中間所得者が増えているんですが、
彼らの購買意欲はとても旺盛とのことです。
大島さん曰く
”先のことを考えずに、
今欲しい物を買ってしまう国民性だそうです。”

さて今回出席しているのは、
International Society of Pelviperineology (ISPP)という学会です。
世界中のインテグラル理論(Integral Theory )好きが
集まるという、非常にマニアックな学会なんです。
有名な先生も結構来てますよ。
以前も話ましたが、
インテグラル理論は、オーストラリア人のピーターペトロス先生が
提唱した理論なんです。
全ての骨盤底の病気は、弱くなった骨盤底を構成するいくつか靭帯を
なんらかの方法で補強すれば直るという理論です。
靭帯の補強の方法は、運動でもレーザーでも、なんでもこだわりなし。
しかしなんといっても、一番強力なのは、テープによる補強です。
今のところかなり長くポリプロリンテープが使われています。
そういれば今回の学会では、チタン素材の発表もででたので、
テープの素材は、今後も変わる可能性があります。
またテープの移植方法のアイデアもいろいろあって、
みんな工夫しています。
当院で行われているTFS手術は、
ペトロス先生直伝の(本当に井上先生と嘉村先生と私の
3人で、オーストラリアに教わりにいったんですよ。)
腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱の手術なんですが、
純正のTFSテープを使用している人のほうが、
現在少数派になっています。
学会としては、
ITS( インテグラル理論システム)を
世界に波及していこうとしています。

さて私は、中村先生が昨年の老年泌尿器科学会で
発表した85歳以上の患者さんに対する
TFSによる腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱手術の成績を
発表しました。
当院のTFSを受けた最高齢の患者さんは、
96歳です。
元気なら何歳でも受けることができるのが、
TFSによる尿失禁と骨盤臓器脱のいいところです。
日帰り、局所麻酔ですので、
高齢の患者さまでも、受けることができるんです。
さらにもう一つ
膣・外陰へのエネルギー照射療法の発表もしました。
ラクショナル炭酸ガスレーザーと
高周波とHIFU(超音波)の3つの腟・外陰への
エネルギー照射療法を経験してみて、
GSM(閉経後性器尿路症候群ー閉経後の陰部の違和感・頻尿・尿漏れ・性交痛等)
に一番有効なのは、フラクショナル炭酸ガスレーザーという
結論です。
現在横浜・大阪で、
最初に米国の食品医薬品局が認可したフラクショナル炭酸ガスレーザー
モナリザタッチ®の施術を受けることができます。
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今回は座長もしました。
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最後は、ガラディナー(懇親会)で、
ペトロス先生とTFSの販売元の社長のポールさんと
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明日には、日本に帰ります。