関口由紀のブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

骨盤臓器に対するペッサリーリング自己着脱管理法(3)

(リング自己着脱のポイント)
自己着脱のポイントは、
最初は、リングに糸をつけて引き出しやすくすることです。
さらに小さめのリングからフィテングを開始し、
脱落等があれば、4週間ごとにサイズをアップし
適切なサイズを決定します。
リングの管理は、週2~3回くらいリングを
就寝前に膣からはずし、洗浄したのち
1度乾燥させ、翌朝自分でリングを装着させます。
しかし軽症の場合、外出する時や、
長時間の立ち仕事がある時のみリングを装着する場合もあります。
リングは、膣口から縦にして挿入すると、
膣内部で横になるので、
肛門方向に向かってさらに少し押し入れるように指導します。
骨盤臓器脱が補正されていて患者に
膣内違和感がなければ、数日以内に取り外しますので
どこにはいっていてもあまり気にしなくてもよいのです。
LUNAでは、リング自己着脱マニュアル、
リング自己着脱のビデオを作製し、
患者指導に利用しています。
ビデオに関しては、you tubeにアップしています。
骨盤臓器脱” “リング” “自己着脱”というキーワードで検索できます。(How To 自分で出来る!リングペッサリー自己着脱法:https://www.youtube.com/watch?v=Lo7RddtnREw&t=37s )
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(LUNAが誇るリング自己着脱率)
 LUNAでは、骨盤臓器脱へのリングの
自己着脱管理を積極的にすすめています。
開業直後の2006年でも自己着脱率は、
85%となかなかの数字でしたが、
ビデオ導入後の2016年には、自己着脱率は、
96%に上昇しました。
 骨盤臓器脱に対するリングペッサリー自己着脱管理法は、
難しいものではありません。
老眼鏡や入れ歯と同じようにだれでもできる、
老化に対する対処法です。
この治療法で、生活の質が充分に保たれる場合は、
自己着脱管理でずっと過ごしてもかまいません。
しかしこの自己着脱法では、
80%以上の生活の質の担保ができない場合は、
LUNAでは積極的に
TFSによる骨盤臓器脱の
日帰り低侵襲手術をお勧めしています。
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