関口由紀のブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

自分の男性ホルモン補充

さて昨日GSM (閉経関連性器尿路症候群)の話を書きました。
GSMとは、閉経前後から始まる 腟のイガイガ、痛み、性交痛、頻尿、尿漏れなどの症状を呈する症候群で、
原因は、女性ホルモン低下による陰部の皮膚、粘膜、皮下組織、筋肉の萎縮です。

私もれっきとした、GSM+更年期うつですので、
現在真面目に、試しに男性ホルモン補充しています。

日本では、普通はまず更年期うつに対しては女性ホルモンの全身補充を行います。
効果がなければ少量の抗うつ剤投与です。
私は、乳がん経験者なので、女性ホルモンの全身投与は禁忌。

ところで乳がんの治療は、それこそ体内の女性ホルモン値を5年〰10年間 
”0”にすることが治療の主体です。
そのため、乳がん患者の50%は、閉経前であってもGSMに悩んでいると想定されます。

ここ数年の国際女性性機能学会では、
乳がん患者であっても、女性ホルモンの血中濃度をあげないレベルでの外陰部の少量の女性ホルモンの局所投与が、QOL向上の観点から
推奨されるようになってきてます。
私も、数年前から、当院自家製の”エストリオール軟膏”を週に2-3回は使用していてGSMのほうは、まあまあの調子です。

ところで私の更年期うつのほうですが、
抗うつ剤を1年くらい飲んでみましたが、あまり意欲が上がってこないので、
抗うつ剤から男性ホルモンへ治療を変更してみたわけです。
男性ホルモンは、意欲を上げるホルモンなんです。
さて男性ホルモン値が、普通の女性の2倍
(将来は、もう少し低値にコントロールする予定)
普通の男性の4分1くらいの体になってみて、
いろいろ思うことがあります。

元気がでてきてストレス耐性がでてきたと思います。
でも副作用もあります。
まずは、怒りっぽくなりました。
いままで自分がいかに理不尽なことに対して
怒りをおさえていたかを認識するようになったとも言えます。

いきなり夫に、
私の話を真剣に聞く気がないなら別れよう 
なんてラインを、書いたりしてます。

患者さんにも、
ある治療法の説明をして、こわいから嫌と言われると、
嫌ならしなくていいが、症状が改善しないリスクもあることを認識してください。
なんて説明したりしてます。

性的関係性に関する考えも変わり、
以前は、精神のともなわない肉体関係は、女性にとってメリットが少ないと考え、
ワンナイトラブにはまる女性達の心理を理解できないと感じていましたが、
現在は、体だけの関係もありだな〰と思っています。
倫理的な問題も絡むので、実際に自分がするかどうか別です。

つまり
女性が嫌がる男性の欠点が、
理解できるようになってきている。

今日このごろなんですよ。
(笑)