こんにちは!
本日の夜は、
松島病院の医療連携会に出席する予定です。
この松島病院は、以前痔の専門病院でしたが、
昨年から排便機能の専門家を招聘し、排便機能外来をはじめました。
LUNA骨盤底トータルサポートクリニックが行っているのは、骨盤底医学。
2つは非常に近い関係なんです。
女性の排尿機能は、
脳・脊髄・骨盤内末梢神経の神経系に大きく影響されます。
この神経系に問題がある排尿障害を神経因性膀胱といいます。
神経因性膀胱以外で女性の排尿機能に大きく影響を与えるのは、
膀胱や尿道自体の機能とそれを下支えする骨盤底の機能です。
泌尿器科医の仕事の一つは頻尿や尿漏れ、排尿困難などの排尿症状が
どこの部分の異常のためであるかを診断することです。
一方便秘や便失禁などの排便機能異常も、
神経系と腸管自体と、骨盤底の機能異常で起こります。
膀胱と腸の疾患が症状の原因だと
泌尿器科・外科に特徴的な治療が行われますが、
神経系と骨盤底が問題の場合は、治療はほとんど同じになります。
ところで骨盤底機能の悪い患者さんの場合、便秘や下痢の時は、
頻尿や排尿困難などの排尿症状が悪化します。
これは、脳の排尿中枢と排便中枢が隣あっていて
影響しあうからだとされています。
ですから
LUNA骨盤底トータルサポートクリニックの医師たちは、
排尿異常を訴える患者の排便障害はとても気にして、
こちらも同時に治療します。
しかし症状の著しい便秘と便失禁に関しては、
松島病院に紹介しています。
松島病院のほうも、著しい頻尿や尿失禁・排尿困難は、
LUNAに紹介してくれます。
病診連携しているわけですね。
さて
頻尿や尿失禁の初期治療である骨盤底筋トレーニングは、
便秘や便失禁の初期治療でもあります。
さらに
便秘や便失禁の症状の改善には、
朝・晩の直腸肛門反射が起こって便意がある時に
しっかり排便するという習慣ずけや、
便の性状を整える食事習慣をつけることなどが大事になるのです。