ドクター関口のちょっとセクシーな女子会ブログ

女性医療クリニックLUNAグループ理事長のプログです。健康ネタ、マンガネタバレ、旅行ネタ、歌舞伎ネタが豊富です。

ボーの一族 春の夢 ネタバレ 1

 さてポーの一族第1巻の単行本の初刷は、1974年
第5巻の初刷は、1976年である。

54歳の私が、11歳〰13歳という、マンガにどっぷりはまっていた頃に
執筆された、萩尾望都先生の作品である。

その頃まだボーイズラブという言葉はなったが、萌えだした日本の少女の中で圧倒的な人気を博した。
といっても、同時代に連載されていた、竹宮恵子先生の”風と木のうた”が、明らかなに男性同士の性描写があり、その後のボーイズラブの先鞭をつけたと評価されるのに対し、
ポーの一族では、キス以上の性描写は一切なく、美しく叙情的な絵で彩られた作品だった。

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 主人公の少年は、エドガー14歳、
永遠に年を取らないバンパネラ(吸血鬼)である。
1740年頃の生まれ。
伯爵の落とし種である。

4歳の頃、伯爵の愛人だった母が亡くなり(暗殺され)、
まだ乳児だった妹メリーベルとともにに、伯爵の本妻の手の者によって森に捨てられた。
運よく(?)バンパネラの老女、老ハンナに拾われ、妹とともに育てられる。

老ハンナが続する吸血鬼のグループは、イギリスのグループポーの一族と呼ばれている。
ポーの一族では、通常20歳前後まで育ったのち、儀式を経てバンパネラになるのだが、
エドガーは、素直にバンパネラになりたくない気持ちがあり、
14歳の時に、友人をそそのかして、友人の父に老ハンナを殺させてしまい、
住んでいる村にパニックがおこり、このドサクサの中で老ハンナの夫、大老ポーの手で、
少年ながらパンパネラにされてしまう。

(続く)